(これだけの評価を得ていても、信用されないなんて……)
Details
6:49
- Chapter
-
泡沫の箱庭
- Duration
- 6:49
- Release
- Dec 31, 2025
- Characters
-
ドロリス / 三角 初華
,
モーティス / 若葉 睦
,
ティモリス / 八幡 海鈴
,
アモーリス / 祐天寺 にゃむ
, and
オブリビオニス / 豊川 祥子
Text
65
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魂と魂がぶつかりあって、通じ合う美しい世界。
その光景は、私の心を強く焼いた
私も
あ
れ
になりたい。通じ合いたい。
だから——
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Ave Mujicaをやり直して、あの光景を私のものに。
そのためなら、なんでもする
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海鈴のマンション 自室
(ムジカ復活のために、こんなにも尽力しているというのに……)
ですが、微妙に音と合っていません。
もっと迫真の演技をお願いします
では今日はこれで解散ですね。
お伝えしましたが、このあとディスラプションの練習があるので
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(30バンドから依頼されている私のどこが、
信用できないと言うんでしょう……?)
(……前のバンドが終わってしばらくして、
サポートの依頼がきて)
(そこでは我を出さず、仕切らず、必要なことだけをやった)
(それからたった数年で、引く手数多のベーシストになれた)
(これだけの評価を得ていても、信用されないなんて……)
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——うんっ!
海鈴、今日もいい感じ。 ちょっと休憩にしよっか〜
あ! そういやあの話どうなった? 『うちに移籍しませんか?
あなたたちを本気で売ってみせますから!』とかって
連絡してきたプロデューサー!
あれさー、どうもうちらだけじゃなくて
他のバンドも声かけてるらしいよ。20くらい
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う〜わ、最悪。でもそんなことだろーと思った!
20も保険かけといて、なにが本気だっての。
一途じゃない奴なんて、信用できねー!
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うちら、なんか気に障ること言った?
ちょっと落ち着いて話そ、ね?
……やりたいバンドがあるんです。
私は、その人たちに証明しなければならないんです……!
……はい。いま掛け持ちしてるバンド、全部辞めます。
それが、やるべきことだと気づきました
事情はよくわかんないけど……
海鈴がそこまで言うなら、応援するしかないな。
それくらい本気でやりたいバンドってことなんでしょ?
だね。正直寂しくなるし、これからど〜しよ〜って感じだけどさ。
ま、なんとかなるなる!
こっちのことは気にせず。がんばっておいで!
今までありがとね、海鈴
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覚悟なら私だって!
……掛け持ちしていたバンド、すべて辞めてきました
これでも信用できませんか? 私だって本気なんです。
……Ave Mujicaをやりたいんです!
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(私もあれになってみたい。なってみたいんです。
だから、どうか——)