蕾叶&寧月 2

Details
Chapter
Bond level
Lv.15
Characters
須賀 蕾叶 and 四宮 寧月

Text 42

Background
Background

ある休日

蕾叶
寧月……準備はいい?
寧月
ああ
蕾叶
ではでは、ご対面〜。
これがうちの掃除機、ソウ・ジッキーくんで〜す!
寧月
……ソウ・ジッキー……とは?
蕾叶
掃除機の名前! 今日はこの子と仲良くなって、
寧月が1人で掃除できるように練習しよう!
寧月
掃除機と、仲良く……
わかった
寧月
ごきげんよう、ソウ・ジッキー。
私は四宮寧月だ
蕾叶
うん、いい挨拶だね〜。
……って、なんで?
寧月
? 掃除機と話すことで
機械が起動するということではないのか
蕾叶
あー! 仲良くするっていうのは
そういうことじゃないんだ
蕾叶
うちの子、ちょっとボロいし繊細なとこあるんだよね。
だから私たちの愛を伝えるのが大事なの!
寧月
ふむ……
詳しく教えてもらえるだろうか
蕾叶
うん。まずは電源だね!
蕾叶
使う時はコードを伸ばして、コンセントに挿す。
スイッチを入れてから……せい!
蕾叶
こんな風に一回本体を叩くの。
これで動き始めるよ
寧月
そんなに強く叩いて大丈夫なのか?
仲良くするどころか、ケンカになってしまいそうだぞ
蕾叶
んーとね、これは蓬咲みたいな感じ。
落ち込みやすいから、チェリみたいな愛のビンタがいるの!
寧月
なるほど、この掃除機も励ましが必要なのだな
蕾叶
そういうことっ。
はい、これで準備オッケー
蕾叶
あとは掃除したい場所をガーッとやるだけ!
蕾叶
寧月、ここ握って。
それじゃ、いってみよー!
寧月
うむ、やってみよう
蕾叶
そうそう、上手!
たまに後ろに引いたりして〜……そう!
寧月
おお……ゴミが、吸い込まれていく
蕾叶
いいよいいよー、そのまま部屋を一周してみよう!
寧月
わかった。
……おや
寧月
蕾叶、掃除機が止まった。
落ち込んでしまったようだ
蕾叶
あ〜。クッションの端、吸っちゃったんだね
蕾叶
大きすぎるものは吸い込めないんだ。
こういう時はね〜……
寧月
励ませばよいのか?
蕾叶
んーん、無理はさせちゃだめ。
優〜しく離してあげるの
寧月
……こうか?
蕾叶
そう! 寧月、すごいよ!
もう掃除機のことわかってきたね〜
寧月
ああ。
次は、窓の方の床を掃除してみる
蕾叶
あっ、ちょっと待っ――……!
寧月
……すまない、遅かったようだ。
ゴミ箱を倒してしまった
蕾叶
ううん、私も気づくの遅れてごめん!
コードが引っ掛かっちゃったね〜
寧月
掃除をする場所を増やしてしまった。
掃除機と仲良くなるには、まだ時間がかかりそうだ
蕾叶
大丈夫。ゆっくり仲良くなろう!
これからずっと一緒なんだしさ
寧月
……そうだな。
ありがとう、蕾叶とソウ・ジッキー
蕾叶
それじゃあゴミ箱を戻して、
ここからもう一回やってみよっか!
寧月
ああ。まずは掃除機を励ますところから、だな