『ホーム』は渡さない!! · 須賀 蕾叶、馬橋 心玖、矢倉 蓬咲、梅里 ちえり、四宮 寧月 · THAT KIND 愛 · anotherstory_10458

私も驚いている。 こんなに知らないことばかりだとは思わなかった

상세 8:25
챕터
THAT KIND 愛
재생 시간
8:25
공개
2025. 12. 31.
캐릭터
須賀 蕾叶 , 馬橋 心玖 , 矢倉 蓬咲 , 梅里 ちえり 및 四宮 寧月

텍스트 79

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寧月がファミリーに入った翌日

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寧月
失礼します
寧月
ふむ……これが、ライブハウス
寧月
(コンサートをする場所だと聞いたが
ホールとは違うのだな)
寧月
(広さも、暗さも、内装もすべて違う。
観客の椅子は……これから用意するのだろうか?)
代理
あれ……お客さん〜?
まだオープンの時間じゃないですよー
寧月
勝手に入って、すまない。
『ばいと』というものをしに来たのだ
代理
いや……そもそもどちら様?
寧月
私の名は四宮寧月。
月ノ森女子学園中等部の2年生だ
代理
ああ、寮に新しく入った子……
って、中学生なの?
寧月
? ああ。
蕾叶にここへ来るよう言われたのだが……
ちえり
あっ、新入りの寧月!
やっと来たんですねっ
蕾叶
よーし、それじゃあ寧月!
早速――
代理
蕾叶、この子にバイトはさせらんないからな〜。
私が捕まっちゃう
蕾叶
えっ、そうなの!?
代理
バイトは高校生から。
わかったらさっさと寮に帰してきて〜
蕾叶
でも、寧月はファミリーだよ!
一緒に『ホーム』で働いて、ライブしなきゃ!
代理
出た〜……あんたもあのばーさんも、
事あるごとに『ファミリー』って……
蕾叶
寧月に教えたいことがいっぱいあるんだ。
ホームのことも、ファミリーのことも
蕾叶
だからお願い、代理!
寧月
迷惑はかけたくないが、
法に触れない範囲でお願いできないだろうか
代理
ん〜〜……じゃあ、アンタは職場体験ってことで。
基本的に見学して、本当に簡単なことだけ手伝う。いい?
寧月
ああ、わかった
蕾叶
代理〜、ありがと〜!
蕾叶
じゃあ寧月、あっちの部屋でこれに着替えてきて!
私たちとお揃いのバイトTシャツだよっ
寧月
…………ふむ
蕾叶
寧月、まだかな〜。
早くいろんなこと教えたいな〜
ちえり
ていうか新入りの着替え、長すぎますっ。
もう15分も経ってますよ!
寧月
待たせてすまない
ちえり
本当ですよ……って、寧月!?
なんですか、その格好!
蕾叶
あはははっ、も〜寧月!
Tシャツ、前と後ろ逆だよ!
寧月
前と、後ろ……とは?
ちえり
まさか、着方を知らないんですか……!?
寧月
いつもばあやに着替えを手伝ってもらっていた。
1人で着替えるのも、こういう衣服も初めてなのだ
蕾叶
そ……そうだったんだ〜!
蕾叶
初めてのことは私が教えるよ!
もう一度着替えに行こうっ
ちえり
――で、モップの水を切ってから床掃除を始めるんですっ。
どうですか、尊敬したくなりましたか
寧月
ああ、この器具も、扱えるチェリもすごい。
掃除というものも初めてだから勉強になる
ちえり
掃除が、初めて……?
寧月
ええと、まずはモップを水につけ、て……
ちえり
ああ〜〜〜っ!!
バケツの水をぶちまけてどうするんですか〜!
寧月
すまない。
この器具は重くて大きくて、扱いが難しいものなのだな
ちえり
ぼけーっとしてないで早く拭いてくださいっ!
ほらっ、これを使うんです!
蕾叶
――じゃあ寧月、一緒にコップ洗ってみよう!
このスポンジ使ってね!
寧月
……コップとは、人の手で1つずつ
綺麗にするものなのか?
蕾叶
え? うん、洗わないと汚れは落ちないでしょ?
寧月
なるほど……
コップはスポンジというものを使い、1つずつ洗うのだな
蕾叶
そっか、これも初めてなんだ……!
えっとね、まずは水で濯ぐんだよ
寧月
わかった
寧月 및 蕾叶
………………
蕾叶
寧月?
コップを出したまま固まって、どうしたの?
寧月
? 水が出るのを待っているのだ
蕾叶
水が出るのを……?
あー! うち、自動で水出ないんだ
蕾叶
蛇口をこう、捻るの。
ほら、お水が出たよ〜
寧月
おお……
ちえり
〜〜〜〜っ
ちえり
も〜〜〜、なんっにもできないじゃないですか!
寧月は困った部下ですねっ
寧月
私も驚いている。
こんなに知らないことばかりだとは思わなかった
寧月
チェリの言う通り、私にできることはあまりないようだ
ちえり 및 蕾叶
…………
蕾叶
大丈夫!
これからできることを見つけていけばいいんだよ!
ちえり
そうですっ。
ちえりの部下なら、そんな弱気なこと言っちゃいけません!
蕾叶
知らないこともできないこともいっぱいあるって知れたのも
一歩前進だと思うし
蕾叶
私の知ってること全〜部、寧月に教えるよ!
そのうちできることもたくさん見つかるから!
寧月
…………
寧月
(お姉ちゃまとばあやが言う『知らなければいけないこと』は
まだわからない)
寧月
(でも目の前には知らないことがたくさんある)
寧月
(ひとつずつ知っていくことが、今の私にできることだ)
寧月
ありがとう、2人とも
蕾叶
うんっ。じゃあドリンクカウンター拭いてみる?
このお掃除シートを使うの
蕾叶
こうやって折って……このまま、拭く!
はい、寧月も
寧月
これを2つ折りにして……こうか?
ちえり
おお〜! そう、その調子です!
蕾叶
そうしたらシートを裏返してみて!
寧月
……ほんの少し、汚れがついている?
寧月
これは……できた、のか?
蕾叶
うん、できてるできてる!!
やったね、寧月〜〜!
蕾叶
寧月にもできること、1つ増えたねっ
寧月
……!
寧月
ああ。そのようだ