にゃむ&祥子 3

詳情
章
羈絆等級
Lv.30
角色
アモーリス / 祐天寺 にゃむ 和 オブリビオニス / 豊川 祥子

文字 47

背景
背景

タクシー 車内

にゃむ
は〜終わった〜……
祥子
そのような座り方、はしたないですわよ。
もっと深く腰掛けて、足も閉じてください
にゃむ
えー、いいじゃん別に。
どっかの誰かが演出こだわるからリハ押したんだし
祥子
必要なことですから。
それに、まだ細かい部分の調整が残っていますわ
にゃむ
えー? まだやんの?
祥子
ええ、明日の朝から時間を押さえてもらっています。
と言っても、後はわたくしの立ち会いだけで終わりますわ
にゃむ
はー、まだ働くつもりなのねアンタ。
今日も朝からぶっ通しだったってのに
にゃむ
もーお腹ぺこぺこで倒れる寸前じゃない?
祥子
あら、心配してくださるんですの?
にゃむ
そりゃあねー。倒れられても困るし〜?
にゃむ
(てかアタシもお腹空いたな……帰ったら何食べよ。
冷蔵庫何あったっけ。タマゴと……)
にゃむ
(ダメだ、疲れてて思い出せない。
てか作るのめんどくさ〜……)
にゃむ
(今日はデリバリーでいっか)
にゃむ
(こないだ注文したのは……
そうだ、ビーフン。あれ美味しかったな~。
でも今は気分じゃないし、他のを……え?)
にゃむ
サラダちくわ天!
祥子
!?
にゃむ
やば、絶対これにしよ!
あとは~
祥子
サラダ……なんですの?
にゃむ
あ
祥子
食べ物のように聞こえましたが
にゃむ
あ~……
にゃむ
うん、そう。地元の。
ほら、こんな感じのヤツ
祥子
ちくわの……天ぷらですわね。
中に何か詰まっているようですが
にゃむ
ポテサラ。余った時とか、
こうやってアレンジすんの
にゃむ
こっちじゃ全然見なかったから、
デリバリーにあってびっくりしただけ
祥子
なるほど……ずいぶん嬉しそうでしたが、
よく食べていたんですか?
にゃむ
……え、まあ
祥子
ご自分で作られたりは?
にゃむ
いや揚げ物とかダルいでしょ、フツーに
にゃむ
……てか、どしたのサキコ。
急にガンガン聞いてくるじゃん
祥子
いえ、あなたが地元のことを話すのが珍しかったものですから
にゃむ
あ、そ。てかこういうの、誰にだってあるでしょ。
実家の味っていうかさ
にゃむ
サキコも……って、アンタのとこはアレか。
実家の味っていうか、シェフの味?
祥子
そう……なりますわね
にゃむ
じゃ、懐かし~とかないか。
なんかごめん
祥子
お気になさらず。それに……
祥子
実家のものを恋しくなるなんて。
そのようなこと、わたくしにはありえません
祥子
巣立った鳥は、巣穴にはもう戻らないものですわ
にゃむ
あーね……
祥子
にしても、デリバリーというものは少々高額ですわね。
頻繁に使うと、食費が嵩んでしまうのでは?
祥子
天ぷらでしたら、工夫次第で自宅でもできますし。
例えば……
にゃむ
あーもう、うっさい。
別に自炊もしてるし、今日はたまたま~
にゃむ
……てか、意外にちゃんと生活してるんだ。
ウイコに頼り切りなのかと思ってた
祥子
わたくし、こう見えて暮らしのことには一家言ありますので
にゃむ
……はは、なにそれ。ウケる
にゃむ
じゃー困ったときは、サキコにご飯作ってもらおっかなー
祥子
ええ。機会があれば、腕を振るわせていただきますわ